支援事例・お客様の声
大阪府高槻市の製造業、松村工業株式会社様に、人事評価制度の策定と運用支援を行いました。制度づくりから約1年を経て、社長一人で抱え込む状態から、幹部や社員と同じ方向を見て話し合う組織へ変化が生まれています。

大阪・高槻の製造業が人事評価制度で「社長一人で抱え込まない組織」へ
大阪府高槻市で文具・事務用品、プラスチック製品などの企画・製造を行う松村工業株式会社様に、人事評価制度の策定と運用支援を行いました。
同社は創業1956年、代表取締役は松村祐亮氏。所在地は大阪府高槻市下田部町で、従業員数は28名です。会社概要は同社公式サイトでも確認できます。
松村工業株式会社 会社概要
今回、松村社長に、制度づくりから約1年を経て感じている変化や、導入前の悩み、支援で印象に残っていることを伺いました。
導入前の課題: 評価を「感覚」で決める怖さ
松村社長が人事評価制度を考え始めた背景には、評価や給与・賞与に対する違和感がありました。
「平等感がなかった」
「年功序列で給料や賞与が上がるのは嫌だった」
「頑張った人が報われる会社にしたかった」
一方で、評価制度がないままでは、どうしても社長の感覚に頼った判断になってしまいます。松村社長は、その状態に怖さを感じていました。
支援内容: 人事評価制度の策定と運用会議への伴走
株式会社フエルでは、人事評価制度を作るだけでなく、制度を実際に運用する会議にも継続して関わりました。
評価項目を整えるだけでは、制度は現場に根づきません。社員が何を見て、何を考え、どの方向に進むのか。そこまで含めて、運用の場で対話を重ねることが重要です。
関連サービス: CFO型人事評価制度 / 大阪の人事評価制度コンサルティング
1年後の変化: 社長一人ではなく、4人で同じ方向を見る組織へ
松村社長は、この1年の変化について、こう話しています。
「今までは一人でやっていることが多かったんですけど、今は3人に入ってもらって、全体で4人の意識がちょっとずつ変わった。方向性、向いている向きがだいぶ同じになってきたかなと感じます」
以前は社長一人で考えていたことに、幹部や社員が関わるようになりました。会社の方向性を共有しながら、同じ目線で話し合える状態が少しずつ生まれています。
社員が「人件費・コスト・改善」を考えるように
制度運用を通じて、社員が自分たちで考える場面も増えてきました。
「だいぶ考えてくれるようになったのは大きいです。人件費やコストを見ることも、自分たちなりに意識して、そこから何をするべきか考えて動こうとしてくれているのが助かっています」
人事評価制度は、点数をつけるためだけのものではありません。会社の数字やコストを見ながら、自分たちの行動を考えるきっかけにもなります。
インセンティブ制度から、アイデアと商品化の動きも
新たに始めたインセンティブ制度をきっかけに、社員からアイデアが出て、商品化に向けた動きも生まれました。
また、パートスタッフからの改善提案を受けて購入したものが、実際に現場で使いやすかったという変化もありました。
小さな改善提案が現場から出ること。それを会社が受け止め、実際に試してみること。こうした積み重ねが、評価制度を単なる仕組みではなく、組織を動かす土台にしていきます。
印象に残っている支援: 外部視点が会議に入ること
松村社長が特に良かった点として挙げたのは、外部視点が入ったことでした。
「社内しか見ていなかったところに、社外の人が来てくれて、こういう考え方もあるんやな、こういう解釈の仕方もあるんやなと理解できたのは大きかったです」
社内だけで話していると、どうしても見方が固定されることがあります。外部の視点が入ることで、会議の解釈や判断の幅が広がります。
一人で抱え込んでいる経営者へ
最後に、同じように評価や人の問題を抱えている経営者に向けて、松村社長はこう話しました。
「一人で今抱え込んでいる人がいるんやったら、相談した方がいいと思います」
人事評価制度は、社長が社員を管理するためだけの仕組みではありません。頑張った人が報われ、社員が考え、会社の方向性をそろえていくための仕組みです。
株式会社フエルでは、中小企業の人事評価制度づくりを、財務・人件費・組織づくりとつなげて支援しています。社長一人で抱え込む評価から、幹部や社員と一緒に考える評価制度へ。松村工業株式会社様の取り組みは、その一歩となる事例です。
※ ご本人の許可を得て掲載しています。掲載内容は事前にご確認いただいた上で公開しています。

