執筆者 矢野誠 | 8月 12, 2026 | 未分類, 財務 CFO, 資金繰り, 資金繰り・財務
沖縄でのリトリートを終えて、大阪へ戻る電車の中でした。 ある経営者の先輩から、メッセージが届きました。 「矢野さん、今期は過去最高の売上になりそうなんだけど、税金の支払いを考えると手元のキャッシュが不安でさ…」 読んだ瞬間、シートに座ったまま胸が締めつけられました。起業して間もない頃の私が、まったく同じ場所に立っていたからです。...
執筆者 矢野誠 | 8月 10, 2026 | 資金繰り・財務
先日、姫路市の室内野球練習場を訪問した記事を書いたところ、その投稿を読んだ方から問い合わせをいただきました。投手指導を専門とされているコーチの方です。お話ししてみると、経営として面白い話になりました。 本稿のテーマは、使われていない設備やスペースをどう扱うかです。工場の空きスペース、稼働率の低い機械、使っていない倉庫や会議室。持っているのに使っていないものは、どの会社にもあります。 使っていない場所は、放っておけばコストのまま...
執筆者 矢野誠 | 8月 5, 2026 | 資金繰り・財務
大阪・吹田周辺で、運送業や建設業の経営者から資金繰りのご相談をいただくことが増えています。売上は立っているのに、手元の現金が薄い。この状態が続くと、車両や重機の入れ替えの判断ができなくなります。 「運送業 資金繰り」で検索すると、上位に出てくる記事の多くはファクタリングを勧めています。売掛金を早く現金化する手段としては有効ですが、手数料の分だけ利益は確実に減ります。使うかどうかを決める前に、確認しておきたい数字が3つあります。 なぜ運送業と建設業は、黒字でも現金が薄くなるのか この2つの業種には、構造的に共通する事情があります。...
執筆者 矢野誠 | 7月 27, 2026 | CFO, 補助金, 財務 CFO, 資金繰り, 資金繰り・財務
人手不足を理由に自動化を検討する会社が増えています。ただ、その検討が「何人減らせるか」から始まると、たいてい途中で止まります。現場が反対するからです。判断の出発点を変える必要があります。 先週末、経営実践研究会の視察研修で、産業用ロボットを手がける株式会社HCI様を訪問しました。配膳ロボットが動き、ガラスの向こうでロボットが調理をする。工場では産業用ロボットが大きな機械を正確に動かしている。未来の話だと思っていたことが、もう目の前で動いていました。 本稿では、中小企業が自動化投資をどう判断すればよいかを、4つの視点で整理します。...
執筆者 矢野誠 | 7月 24, 2026 | CFO, 資金繰り, 資金繰り・財務
大阪の中小企業では、「売上はあるのに利益が残らない」「利益は出ているのに現金が増えない」という悩みがよくあります。この二つは似ているようで、原因が違います。利益改善は損益の問題であり、資金繰り改善は入出金タイミングの問題です。 利益と資金繰りを分けて見る 利益を見るときは、粗利率、固定費、人件費、販管費を確認します。一方、資金繰りを見るときは、売掛金の回収、買掛金の支払い、借入返済、税金、設備投資を確認します。両方を同時に見なければ、経営判断を誤ることがあります。 社外CFOが整理する月次会議...
執筆者 矢野誠 | 7月 24, 2026 | CFO, 資金繰り, 資金繰り・財務
大阪で銀行融資や資金調達を考える中小企業にとって、事業計画は単なる提出書類ではありません。金融機関に「この会社は何に投資し、どう回収し、返済できるのか」を伝えるための経営資料です。 事業計画で見られるポイント 金融機関は、売上計画だけでなく、粗利率、固定費、借入返済、資金繰り、投資回収の流れを見ています。売上が伸びる計画でも、入金時期と支払い時期がずれていれば資金不足が起こります。 大阪の中小企業が準備したい資料 月次損益計画 資金繰り表 借入返済予定表 投資の目的と回収見込み 主要取引先や受注見込みの整理 社外CFOが入る意味...